現在分詞と過去分詞の使い分けは修飾される名詞との関係

現在分詞のleading:【形】首位の、一流の

ではまず現在分詞の方から見ていきましょう。

111の"leading"ですが語尾が-ing形となっています。

そして『a leading company』と不定冠詞"a"と名詞"company"の間に置かれることで形容詞の役割を果たしています。

この2つの点から"leading"は形容詞形の現在分詞ということが分かります。

現在分詞は能動関係を示すので、修飾されている名詞"company（会社）"が"lead(リード)"する。
つまり「引っ張る、先頭を行く」といった意味合いが転じて「首位の、一流の」という訳になります。

過去分詞のlimited：【形】限られた

次に114の"limited"を見ていきましょう。

語尾は-ed形、配置は111の"leading"と同じく、通常だと形容詞が置かれるポジションにあります。

はい、もはや説明の必要もないかもしれませんが、"limited"は形容詞形の過去分詞となります。

例文の『for a limited time』を見ても、修飾されている名詞の"time"と過去分詞の"limited"は受動関係にあります。
"time"が"limit(制限)"している訳でなく、"time"は"limit(制限)"されているからです。

参考現在分詞と過去分詞それぞれ何個か例を挙げておきます。

「英語圏の〜」はEnglish-speaking？それともspoken?

English speaking? or English spoken?

決まった言い回しで"English-speaking"=「英語圏の」という表現があります。

厳密に言うと"English"が"speak"している訳じゃなく、"speak"されているんだから"spoken"では？
と思うのですが、「人々が英語をしゃべっている」というイメージの成語として覚えてしまいましょう！

ただもちろん"The language spoken in this land is Japanese"という場合は過去分詞となるのでお間違いなく!!