applicationの意味はスマホのアプリだけじゃない

スマホの「アプリ」だけじゃない「アプリケーション」の意味とは

今回とりあげるのは"043 application"

日本語で「アプリ」というとスマホやパソコンの「アプリ(=ソフト)」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

英語圏でも「App」と略して同じような使われ方はするものの、これは"application"という単語の意味の一部分の表現にすぎません。
(※ちなみに「App」の発音は[ʌ́p]でupと同じになります)。

まず大前提として"application"は、動詞"apply"の名詞形となります。

この"apply"、かなり広義な意味を持つ単語です。
文中の使われ方次第で「当てる、塗る、つける、用いる、適用する、応用する」など色々な解釈が可能です。

みなさんにとって一番馴染みがあるものだとインターネット上でよく見る「申込み」ボタン。
このイメージが単語を覚える際にも役立つのではないでしょうか。

必然的に名詞形の"application"も意味がひとつとは限りません。
前半部分で出てきた「App」は「アプリケーション・ソフト」の略となり、日本語訳するならば「応用ソフト」となります。

しかしことTOEICに限って言えば、"application"=「応募書類、応募、申請」といった意味合いでの出題傾向が多いため、ここではあえて限定しているのだと思います。

一緒に覚えたい多義語"applicant"・"applicable"・"appliance"

この動詞"apply"からの多義語は他にも、人称化した"applicant(応募者)"や、範囲を示した形容詞"applicable(適用される、あてはまる)"など数多くあります。

"apply"が広義な意味を持つ単語のため、ニュアンス的にかなり難しいですが
"apply(応用)＋ance(「状態・性質」などを示す名詞語尾)"="appliance(応用する[できる]機器→家庭用器具・電化製品)"といった流れで理解しましょう。